実 習 工 場 利 用 の 手 引


 


平成29年4月
埼玉大学工学部
機械工学科・実習工場


目 次
  1.はじめに
  2.実習工場の組織と業務内容
  3.実習工場利用について
    (1)実習工場における安全確保
    (2)実習工場の使用時間
    (3)使用手続きの方法
    (4)時間外使用の方法
    (5)製作依頼の方法
    (6)機械・設備を損傷させた場合
    (7)怪我をした場合
    (8)その他
  4.実習工場の工作機械
  5.工作機械を使用するときの手順
  6.使用する際の書類
    (1)実習工場使用願     (様式1)
    (2)工作機械の長時間使用願 (様式2)
    (3)工具持ち出し票     (様式3)
    (4)工具破損・紛失届    (様式4)
    (5)材料使用届       (様式5)
    (6)実習工場時間外使用願  (様式6)
    (7)試作依頼票       (様式7)
        ※平成10年度より変更になりました。ご注意下さい。
    (8)機械・設備損傷届    (様式8)
    (9)傷害報告        (様式9)
  実習工場関連教職員名簿
  参考資料
    (1)工学部機械系学科・実習工場安全注意事項


1.はじめに

  埼玉大学の実習工場は、機械系学科所属する学生の必須授業である「機械工作実習」を行うため、大学設置基準第41条第2項の規定 により、昭和39年に工学部に設立されました。これまで、授業の機械工作実習のほかに、実習工場を開放し、実験装置の製作や部品製作上における諸問題の解決について、お手伝いを行ってきました。
 実習工場を利用される教職員の方々及び学生に、今後も実習工場の主要な業務である機械工作実習に差し支えない範囲内で活用して戴くためには、安全で最適な作業環境に保ち、十分整備された実習工場とすることが必要です。それには、直接機械を使用する方々の自覚と協力があって初めて達成されるものなので、傷害事故防止,工作機械・工具等の破損防止等に十分注意をすると共に、工場使用上のルールを守って次に使う人が気持ち良く使えるようにして戴きたいものです。
  この手引書は、実習工場を利用される方の手続きを説明したものであります。十分内容を理解して活用して戴きたいと思います。なお、内容的に不備な点が多々あると思いますが、利用される各位の御指摘により、今後とも充実を図りたく各位のご協力をお願いしたいと思います。
次に、その主な内容を説明します。




2.実習工場の組織・・・実習工場を次のような構成で運営します。

 ┌────────┐      ┌─────────┐
 │実習工場担当教員│──運営─→│実習工場運営委員会
 └───┬────┘      │         │
  ┌──┴───┐       │ 機械系教員代表 │
  │実習工場代表│       │ 機械系職員代表 │
  └──┬───┘       │ 実習工場代表  │
  ┌──┴───┐       └────┬────┘
  │実習工場職員│←───────────┘                  
  └──────┘                  


  実習工場の業務内容
   ○ 機械工作実習,実習の準備
   ○ 安全作業指導,機械の整備,点検
   ○ 加工に関するコンサルタント
   ○ 試作加工




3.実習工場利用について


 実習工場の利用については、いくつかの手続きを必要とします。不明な点につきましては、ご面倒でも必ず実習工場職員に相談して下さい。



(1)実習工場における安全確保

 傷害事故防止のために、「安全注意事項」を制定しました。これは、法で定められた事項及び安全上、守って戴かなければならないことです。これを守らない人には、機械の使用を禁止することになります。また、ガス溶接,電気溶接,金属シャー,研削盤の各作業は、厚生労働省認定の技能講習及び特別教育修了者が使用することになっておりますので、使用するときには管理室に届けて下さい。
機械工作実習未受講者には、随時講習会を行いますので実習工場職員に連絡し使用する機械の講習を受けて下さい。修了者は実習工場管理室から講習修了証を受け取り、作業中は常時身につけ終了時には管理室に返却してください。不安全行為を減らし傷害事故防止に協力していただきたいと思います。



(2)実習工場の使用時間

  実習工場の使用時間は、原則的に次の通りです。


       開錠 : 8時30分
 使用時間  午前 : 9時00分〜12時00分
       午後 :13時00分〜16時30分
       施錠 :17時15分


 なお、開錠,施錠は実習工場職員が行います。但し、実習工場の時間外使用の手続きがされている場合の施錠は、時間外使用研究室が責任を持って行わなければなりません。



(3)使用手続きの方法

a.実習工場で機械加工等を行うには、次のような順序で手続きが必要です。
 「様式1 実習工場使用願」の用紙に必要事項を記入し、実習工場に提出して下さい。
 工学部所属の教職員および学生の方々には書類手続きを必要としませんが、実習工場職員に必ず連絡の上、必要な機械を使用して下さい。
 ※実習工場内管理室入口(階段上)脇に記録用紙があるので、順番にしたがって、使用機械名・使用時間・氏名・研究室等を記入して下さい。機械を使用する前に必ず記録用紙に記入し、また使用する機械はすべて用紙に書いて下さい。(工場使用状況,機械別稼働率等のデーターを作成するので機械番号も必ず記入して下さい)


┌───┐     ┌──┐     ┌────┐  ┌─────┐
│使用者│─a・b→│工場│─a・b→│記録用紙├─→│機械の使用│
└───┘     └┬┬┘     └────┘  └─────┘
  ┌────b───┘└───┐
┌─┴──┐ ┌────┐ ┌─┴───┐ 但し
│実習工場│→│指導教官│→│機械工学科│  a…工学部(教職員・学生)
│使用願 │ └────┘ │  学科長│  b…学内関係者
└────┘        └─────┘

b.特定の工作機械を長時間(2日を越える日数)使用したい場合は、「様式2 工作機械の長時間使用願い」を提出して、機械科学科長の承認を得て下さい。


┌──┐    ┌───┐    ┌─────┐  ┌─────┐
│工場│←相談─┤使用者├─用紙→│指導教官印├─→│機械工学科
└┬─┘    └───┘    └─────┘  │ 学科長印│
 │        ↑               └──┬──┘
 │        │                  ↓
 └─承認・拒否──┘                ┌──┐
                           │工場│
                           └──┘

●機械使用手続きの流れ図 b.特定の工作機械を長時間(2日を越える日数)使用したい場合は、「様式2 工  作機械の長時間使用願」を提出して、機械工学科長の承認を得て下さい。   但し、実習工場の都合または、使用機械の混雑度,理由によっては拒否される  場合もあります。           ●工作機械の長時間申請の流れ図

※但し、実習工場の都合または、使用機械の混雑度,理由によっては拒否されることがあります。

c.実習工場から工場外へ工具等を持ち出す場合の手続きの順序は、次のようになります。
 「様式3 工具等持ち出し票」を実習工場へ提出して下さい。


┌──┐    ┌───┐    ┌────┐
│工場│←相談─┤使用者├─用紙→│教職員印│
└┬─┘    └─┬─┘    └──┬─┘
 │       ↑│↑        ↓
 │       │││      ┌──┐
 └─承認・拒否─┘│└──工具──┤工場│
          │       └──┘
          │         ↑
          └───返却────┘


d.工具を破損,紛失した場合の手続きは、次のようになります。
 「様式4 工具破損・紛失届」を実習工場に提出して戴きます。
  (研究室負担なので、程度によりその費用が請求されます。)


  ┌──報告───┐
  ↓       │
┌──┐    ┌─┴─┐  ┌────┐
│工場├─用紙→│使用者├─→│教職員印├────┐
└──┘    └───┘  └────┘    │
                  ↑      ↓
                  │    ┌──┐
                  └─請求─┤工場│
                       └──┘


e.実習工場所有の材料を使用したい場合の手続きは、次のようになります。
 「様式5 材料使用届」を実習工場へ提出して下さい。


┌──┐    ┌───┐    ┌────┐
│工場│←相談─┤使用者├─用紙→│教職員印├────┐
└┬─┘    └───┘    └────┘    │
 │       ↑ ↑        ↑      ↓
 │       │ │        │    ┌──┐
 └─承認・拒否─┘ │        └─請求─┤工場│
           │             └─┬┘
           └──────材料───────┘


 但し、材料の大きさ、数量等の何れかが過大と判断される場合は、実習工場の材料は使用できません。(研究室負担なので、その費用が請求されます。)



(4)時間外使用の方法

 経験不足による不安全行為や異常事態に対する判断・処置の遅れによる傷害事故を防止するためには、実習工場の時間外使用をできる限りなくして頂くことが望ましいわけですが、指導教官がやむを得ず実習工場の時間外使用を必要と認めた場合は、「様式6 実習工場時間外使用願」に必要事項を記入し、実習工場に提出して下さい。
工場作業は、できるだけ20時までに終了するように御協力下さい。
 作業環境を明るくして(夜間作業用の照明としては、明るさが不足していますが)安全に十分注意して下さい。
 作業終了後は、火の元、電源、施錠の確認をし、終了時間等を記録用紙に記入して下さい。


┌──┐    ┌───┐    ┌─────┐ ┌─────┐
│工場│←相談─┤使用者├─用紙→│指導教官印├→│機械工学科
└┬─┘    └───┘    └─────┘ │ 学科長印│
 │       ↑               └──┬──┘
 └─承認・拒否─┘                  ↓
                          ┌──┐
                          │工場│
                          └──┘

注意
 時間外使用における様々な事故については、使用研究室が責任を持って処理して下さい。
 やむを得ず実習工場の時間外使用を認める場合、指導教官は、学内にとどまり指導、監督をすることが必要です。
 又、必ず2名以上の作業者が工場内に留まるようにして下さい。
提出する書類等
a.平日20時まで使用する場合
 「様式6 実習工場時間外使用願」に必要事項を記入し、16時までに実習工場へ届けて下さい。
b.平日20時以降使用する場合
 上記の手続きを行い、さらに「研究室等時間外使用届」を16時までに総務係へ提出して下さい。



(5)試作依頼の方法

 実習工場では、実験に必要なより良い実験装置の製作を行うよう心掛けております。そのためには、わかりやすい工作図面、指定期日の明確な表示等が必要です。
 実習工場と十分打ち合わせの上、「様式7 試作依頼票」に所定の事項を記入し、材料(依頼研究室負担)と共に製作に必要な図面を添えて提出して下さい。


┌──┐    ┌───┐       ┌─────┐┌─────┐
│工場│←依頼─┤依頼者├─用紙・図面→│指導教官印││機械工学科
└┬─┘    └───┘       └──┬──┘│ 学科長印│
 │       ↑ ↑           │   └───┬─┘
 └─承認・拒否─┘ │           │      ↑↓
           │           │     ┌┴─┐
           │           └────→│工場│
           │                 └─┬┘
           └───────製品──────────┘

 但し、実習工場の業務に支障があると判断される場合は、試作業務を拒否されることがあります。



(6)機械・設備を損傷させた場合

 「様式8 機械・設備損傷届」を機械工学科学科長に提出して戴きます。


  ┌──報告───┐
  ↓       │
┌──┐    ┌─┴─┐  ┌─────┐  ┌─────┐
│工場├─用紙→│使用者├─→│指導教官印├─→│機械工学科
└──┘    └───┘  └─────┘  │ 学科長印│
                  ↑     └───┬─┘
                  │         ↓
                  │       ┌──┐
                  └─修理依頼──┤工場│
                          └──┘

 ※機械・設備等を損傷させると、調整や修理を行わなければならず、その期間中は使用できなくなるばかりでなく、工場で修理(費用は研究室負担)できないものについては、研究室で責任を持って処理して戴くことになりますので、十分に注意をして作業を行って下さい。



(7)怪我をした場合

 傷害事故は起こさないのが望ましいのですが、怪我をしてしまった場合には「様式9 傷害報告」を機械工学科学科長に提出して頂きます。


┌──┐      ┌───┐
│  │←即座に報告┤   │           ┌─────┐
│工場│      │使用者│  ┌─────┐  │機械工学科
│  ├──用 紙→│   ├─→│指導教官印├─→│ 学科長印│
└─┬┘      └───┘  └─────┘  └──┬──┘
  │            ┌───────┐     ↓
  └─原因調査・分析検討──┤工場運営委員会│   ┌──┐
               └───────┘   │工場│
                           └──┘

 ※傷害事故を起こしてしまった場合には速やかに工場管理室に届け出て、同じ様な事故を再び繰り返さないように状況を調査し、事故を起こした原因を取り除くために、関係箇所と対策措置を講じなければなりません。



(8)その他

 実習工場では、機械の機能保持及び工具管理に万全を期したいと思っております。そのため利用者の方々には、使用した機械・工具の清掃,整理を十分に行って頂くことが必要です、不十分の場合には呼び出されます。また、使用後の工具、測定機等の定位置への返却等、次に使用する方が気持ち良く実習工場を利用できるように御協力をお願いします。
整理整頓は、安全確保の第一歩です。明るい作業場で、より良い実験装置を製作して頂きたいものです。





実習工場の工作機械(平成24年4月現在)


[各工作機械の配置図]


■機械工場1

 ┌────────┬──┬────────────────────────┐
 │ 機 械 名  │台数│       内        容       │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
※│マシニングセンタ│2台│立 型    2台               │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
※│CNC複合加工機│1台│旋盤型    1台               │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
※│CNC放電加工機│2台│ワイヤ    1台  形彫り    1台    │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
※│射出成形機   │1台│                        │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │旋 盤     │7台│普通旋盤   6台  卓上旋盤   1台    │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │フライス盤   │4台│立フライス盤 4台               │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │ボール盤    │2台│直立ボール盤 1台  卓上ボール盤 1台    │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
※│研削盤     │3台│平面研削盤  2台  ロータリー平面研削盤 1台│
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │鋸 盤     │2台│弓鋸盤    1台  帯鋸盤    1台    │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │切断機     │3台│高速切断機  1台  精密切断機  2台    │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │グラインダ   │2台│バイト研磨用 1台  ベルトサンダ 1台    │
 └────────┴──┴────────────────────────┘


■機械工場2

 ┌────────┬──┬────────────────────────┐
 │旋 盤     │1台│普通旋盤(四つ爪) 1台             │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │フライス盤   │2台│立フライス盤 1台  横フライス盤 1台    │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │ボール盤    │2台│卓上ボール盤 2台               │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │鋸 盤     │2台│弓鋸盤    1台  糸帯鋸盤   1台    │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │切断機     │3台│高速切断機  1台  精密切断機  2台    │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
※│研削盤     │1台│ドリル・エンドミル研削盤 2台         |
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
 │グラインダ   │2台│GC砥石   1台  A砥石    1台    │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
※│剪断機     │1台│                        │
 └────────┴──┴────────────────────────┘



■溶 接 室

 ┌────────┬──┬────────────────────────┐
※│ガス溶接機   │1台│(器具のみ)                  │
 ├────────┼──┼────────────────────────┤
※│アーク溶接機  │1台│                        │
 └────────┴──┴────────────────────────┘


(注意)
   ※印の付いている工作機械および山崎旋盤@・D,フライス盤Dは、機械
   工学科教職員用に用意したものであり特別仕様ですので、学生単独では使
   用できません。


工作機械を使用するときの手順


┌───┐             ┌─────────┐
│使用者├─使い方がわからない場合→│実習工場職員に相談│
└───┘  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄↑ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ └─────────┘
  ↓  機械工作実習を受講していない、または講習を受けていない
  ↓
┌─────┐・実習工場管理室で講習修了証を借りる
講習修了証│     (機械使用中は常時身につける)
└─────┘
  ↓
┌────┐・使用機械名,使用時間,所属,氏名,連絡先を記入する
記録用紙│・研削盤,シャーを使用する時は、実習工場職員に連絡する
└────┘・フライス盤は、機械毎に付属工具が保管されているので、
  ↓    機械番号のキーを借りる
┌──────┐ 
│安全作業点検│・カラ運転→異常音,振動がないか確かめる
└──────┘     (異常のある時は、実習工場職員に連絡
  ↓
┌────┐
│加工作業│ 適切な加工方法(機械、順序、工具、切削速度)の確認
└────┘
  ↓
┌──────────┐
│機械および周辺の清掃│ ・切り屑は混ぜないようにする
└──────────┘ ・後の人が気持ち良く使えるようにする
  ↓
┌────────────┐
│記録用紙に終了時間を記入│・講習修了証、フライス盤のキーを返却
└────────────┘

 ※時間外使用の場合
   記録用紙に終了時間を記入,消灯の確認,工場入口の施錠








実習工場関連教職員名簿
 
平成24年4月1日現在         
 

 

氏        名


内 線


 機械工学科 学科長
  (実習工場担当教員)


 ※ 水 野   毅  (制御工学研究室 教授)


4463




 機械工作実習担当教員


 



 ※ 堀 尾 健一郎 (機械工作研究室 教授)

 ※ 金 子 順 一 (機械工作研究室 助教)



4442

4445




 実習工場運営委員




 


 ※ 山 本   浩 (機械要素研究室 教授)
   (機械系教員代表)

 ※ 渡 邉 鉄 也 (機械力学研究室 准教授)
   (機械系教員代表)

 ※ 山 ア 次 男 (機械工作研究室 主任技師)
   (機械系技術職員代表)

 


4464


4474


4448
 




 実習工場技術職員

 


 ※ 佐 藤 清 美 (技 師)
   (実習工場代表)

   坂 下   岩  (専門技術員)

   山 田 幸 男 (非常勤技術職員)





4423



 

但し※印は実習工場運営委員を示す。









(参考資料)

実習工場安全注意事項

1.服装等  (1)身軽に作業でき、腕や足が露出しない作業服を着用する。  (2)回転物等に、巻き込まれる恐れのある服(白衣,フード付き等)
    での作業を禁止する。  (3)危険物,刃物等をポケットに入れて作業しない。  (4)滑りにくい靴を履く。(できれば安全靴が望ましい)     サンダル履き等での作業は禁止する。  (5)機械作業や溶接作業では、必ず保護メガネをかける。  (6)機械作業中は、手袋の使用を禁止する。 2.機械使用上の注意事項  (1)機械のテーブル上に工具,材料,製品,布等を乗せない。  (2)機械の運転は、安全確認を必ず行ってから作業を開始する。  (3)加工物を取り付ける時は、確実に行い、締め付け具合いを確認     する。  (4)機械加工中、回転部分には絶対に手を触れない。また、必要以     上に顔を近づけない。  (5)寸法測定や加工物の着脱、または機械から離れる時は、機械を     停止する。  (6)切削中、切り屑に手を触れない。  (7)切込み中、又は送りを掛けたままで機械を止めない。  (8)作業終了後は電源を切り、使った工具を元に戻す。  (9)機械に異常があった場合は、直ちに工場職員に連絡する。 3.整理整頓  (1)工場を使用する者は、常に整理整頓を心がける。

 (2)切り屑は、指定された容器に入れる。

 (3)入口,安全通路,配電盤,消火器等の付近には、物を置かない。

 (4)工具,加工物,清掃品等の置き方は、安全を考慮して行う。

 (5)工場内は禁煙なので、喫煙は指定された場所で行う。

 ※ガス溶接,電気溶接,シャーリングは、技能講習修了者以外の使用が、   禁止されているので、工場職員に連絡すること。


溶接作業  1.溶接,溶断をする時には、必ず職員に連絡する。  2.作業中は、保護具を必ず着用し、換気に十分注意すること。 シャーリング  1.機械が完全に回転してから使うこと。  2.切断する時は、必ず材料押えより手前に手を引いてから行うこと。  3.小さい材料は、治具等に挟んで切断する。  4.共同作業は、起動停止時,踏み板を踏む時に、必ず共同作業者に    合図をしてから行うこと。
               災害発生時の対策  災害事故を起こさないように、各人が注意して作業をしていると思う  が、不幸にして災害が発生した場合は、あわてずに状況をよく判断し、  適切な対応処置をとらなければならない。  1.速やかに電源スイッチを切り、機械への送電を停止する。  2.負傷者には応急手当をし、感電の場合は主電源を切り、負傷者を    動かさないようにして関係箇所に連絡する。  3.火災発生の場合は、消火活動をすると共に、直ちに非常事態を関    係箇所に連絡する。



実習工場のホームページへ
機械工学科ホームページへ