平成9年11月
試作加工の有料化について
機械工学科学科長
実 習 工 場
実習工場では、試作加工として各研究室の装置,部品製作の支援を行なってきた。
近年、工作機械の経年劣化,故障,使用者の不注意による損傷など実習工場予算に対する修理費の増大が著しい。
これまで実習工場運営委員会に図りその都度、機械工学科より補充していたが、部品,修理費とも高額なものが多く、機械工学科で支出
することも困難である。
これを解決するために、試作加工の有料化を実施することになった。
加工費は、1時間当たり500円とする。
特殊な工具および材料は、原則として依頼者側が準備をする。
図面作成(添付図面を加工図面に修正)およびNC工作機械のプログラム作成の時間は、試作加工時間に含まれる。
加工費は工具費を含むが、実習工場に在庫のないもの,実習工場で図面を点検し、加工費では賄えないと判断したものについては、別途追加徴収する。
間接材料費(治具製作用など)は、別途徴収する。
加工費は、各年度末に校費より工学部会計係を通して徴収し、実習工場予算に振り替える。
振り替えられた加工費は、実習工場の工作機械の修理,保守,および工具など消耗品の購入費に充てる。
試作加工は、工場職員が誠意を持って行っているが、機械の精度,技官の技術などにも限度があり、依頼者の要求通りにいかない場合もあることをご理解いただきたい。
長時間にわたる試作業務など、実習工場の業務に支障があると判断する場合は、試作加工を請け負わない場合もある。
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